日本が世界銀行から貸出を受けた31のプロジェクト

世銀債40年の軌跡

日本が世界銀行から貸出を受けた31プロジェクトとは?

2008年11月30日、東海道新幹線創業以来44年間走り続けてきた新幹線「0系」が引退したニュースは、まだ皆様の記憶に新しいことと思います。実は、この新幹線、戦後、日本が世界銀行から貸出を受けて行ったプロジェクトの一つでもあります。

日本はサンフランシスコで対日講和条約が調印された翌年の1952年8月、世界銀行に加盟し戦後の復興に必要な多額の資金を借り入れました。最初の貸出は、1953年に調印された火力電力プロジェクトに対するものでした。1950年代の貸出は、鉄鋼、自動車、産業、造船、ダム建設を含めた電力開発に向けられました。1960年代に入ると、道路・輸送セクターが主な対象となり、名神高速道路や東海道新幹線などの建設への貸出が行われました。

1966年、日本は最後の借入に調印し、世銀の卒業国となりました。世銀からの資金を基礎として著しい復興と躍進を遂げた事は世界の注目を集めました。こうして日本は、資本市場として重要な役割を担うようになり、現在では、世銀にとって第二の出資国となり、様々な分野で世銀の重要なパートナーとなっています。日本が世銀から借入れた総額はおよそ8億6,300万ドル、31件となり、最後の借入を完済したのは1990年です。

2011年は世界銀行が日本の資本市場で債券を発行してから40周年の記念すべき年でした。過去40年にわたり日本の投資家が購入した世銀債は約1500億米ドルに上り、こうして調達された資金は世銀を通じて世界中の途上国で経済・社会開発に役立てられています。上記のビデオでは、世界銀行と日本の歴史、世銀債について、また最近の世銀の活動を紹介しています。

 

参考資料

元世界銀行職員の阿部義章早稲田大学名誉教授による調査研究論文(英語)を下記のリンクよりご覧いただけます。

 

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